さくらたんのFX花畑ブログ

アフィ報酬の多い業者は撲滅させた方がよくない?

規約検証)TTCMってどうなのぉ?

ボーナスなし、低スプレッドの業者にしたいからTTCMが気になってるジャパニーズのみなさん、こんにちワン(⌒ - ⌒)

 

実は私もTTCMを使つもりだったので、急いで調べました。

というのも、TTCMは基本的にボーナスがない業者なのですが、8月末まで限定で「令和ボーナス」というのをやっていて、これを使ってみたいからです。

 

おすすめ業者Tradeviewの使い方」で書いたとおり、現状一番よさそうに見える業者はTradeviewなのですが、ここにはレバレッジが低いという欠点があり、複数EAを動かすとヒヤヒヤするため、高レバレッジの業者を探していました。

 

グローバルな業者の判別方法だよぉ」で書いたとおり、TTCMはあまり企業規模の大きい業者ではないようです。なので、倒産リスクが心配でこれまで使っていなかったのですが、界隈のお友だちに聞くとそれなりに評判もよいようですし、せっかくボーナスがあるので調べてみました。

 

ライセンスなど企業としての信頼性と、規約についての考察がメインです。ping値とかはあんまり詳しくないのですみません(⌒ - ⌒)

 

  

海外業者の信頼性って結局わかんないの…?

「海外業者の本当のところなんて分かりようがない」と思っているジャパニーズが多いようなのですが、そんなことはないですよ。

確かに、だますつもりで完全にウソをつかれると分かりませんが、海外業者といっても一応は外国企業の法人ですから、HPに虚偽の記載をするような、訴えられるようなことをすることは基本的にないです。

 

例えばXMの場合、「XMはSTPじゃなくて呑み業者だよ闇ぃ」で書いたのですが、99%ブラック寄りのグレーな方法をつかってきますが、一応訴えられることを警戒してHPに堂々と虚偽記載はしていないようです。XMのグレーな方法というのは下のようなものです。

 

XMは実際にはSTP方式ではないのですが、STP方式を自称しています。

サポート部門に個別に問い合わせると、「STPです」と断言しますし、大量のアフィリエイターがXMはSTPだと宣伝しています。

 

ただ、HPにはSTPだという記載は一切ありません。

そして規約をよく見ると、マーケットメイカー方式というもので運営されていて、呑み行為ができると明記されています。

 

 

盛大に矛盾しているのですが、この矛盾についてコンプライアンス部門と英語で話したところ、

「STPに似ている方式のことをSTPだと言っているだけ。XMがSTPだと宣伝したことはない」←意味不明w

利用規約には呑み行為ができるってちゃんと書いてあるから、読んでない方が悪い

「アフィリエイターがXMについて(STPに似ている方式ではなく)STPだと宣伝しているのはアフィリエイターの責任だから知らない

 

というような回答が来ました。ちなみに、この回答を引き出すまでに、「答えなければ訴訟する」と3回脅して2か月ほどかかりました。

 

まぁ、XMがブラックなのは置いておいて、ここから逆の考察もできると思います。

ここまでブラックな会社でも、さすがにHPに堂々と虚偽の記載(STP方式)をすることはできないようだ、ということです。

 

ですので、虚偽記載は基本的にないということを前提に、TTCMのHPを見ていきます。

 

TTCMってどういう会社ぁ?

海外FX業者というのは、運営会社の情報をほとんど出していない会社が多いです。Tradeviewだけは企業情報の開示に積極的ですが。

企業情報は入手しにくいのですが、ここを詳しく調べれば、「詐欺会社じゃないか心配」という不安は、運営会社の情報が手に入れば若干緩和されると思いますので、意味があると思っています。

具体的な調べ方が知りたい方は、「FXSuitってIronFXじゃないのぉ?」という記事でも説明しています。

 

TTCMの企業情報に関して大事な点は、日本向け顧客に対しては「無ライセンス」で運営しているということです。

この点に関し、TTCMの公式サイトでは明確にウソをついているわけではないのですが、アフィリエイターが「TTCMはバミューダのライセンスを所持している」と誤解したまま宣伝するのを容認しているようですから、ちょっとなぁと思います。

以下、TTCMのライセンスについての表記です。

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TTCM

法人登記番号No.54135としてバミューダ共和国にて登記

法人登記ですから、金融ライセンスは持っていません。

 

専業トレーダーの方は法人を設立したりする方もいると思いますが、法人設立というのは金融ライセンスの何倍も簡単ですよね? バミューダでは、その法人設立をしただけであって、ライセンスは持っていません。

 

下の方にキプロスのライセンスについて書いていますが、欧州の顧客向けにはキプロスのライセンスを取って運営しているようです。ということは、その気になればどこか規制が緩い国のライセンスは取得できるのだろうと思いますが、なぜか日本向けは無ライセンスのようですね。

 

また、TTCMについて、海外FXオンラインというサイトが本当は詐欺会社?「クローンサイト」とはという見出しで、イギリスの金融当局の情報を掲載して「実際のところはどうかわかりませんが、現時点でTradersTrustはイギリスで警戒されるブローカーのようです。」などと書いているので、心配になった方もいると思うのですが、

この情報は意味不明ですね。管理人が誤解してるだけだと思いますので、気にする必要はないです。

 

一応、解説すると、イギリスの金融当局のHPを見ましたが、「TTCMを模倣している企業がある」ので注意してくださいというだけの話で、日本で活動しているTTCMは、この金融当局のHPで本物とされている企業のHPアドレスなので心配しなくて大丈夫です。

 

キプロスのライセンスを取得しているとイギリスでも活動できるようですね。

海外FXオンラインのサイトには、

「先ほどの画像には、一番目につく左上にイギリスFCAへのリンクが示されていました。しかし、イギリスはEUを脱退済み。FCAのサイトでTradersTrustを検索すると、次のように出てきます。」などという意味不明なことを書いていますが、イギリスはまだEUを脱退してませんから(笑) 

ちょっとひどすぎますね。まともに調べる気がもないのに適当なことを書いて海外FXのアフィで儲けようとするアフィリエイターは撲滅させた方がいいと思います。

 

海外業者アフィ報酬の闇を暴露ぉ」に詳細を書いたのですが、こういうサイトのリンク経由で口座を開設してしまうと、スプレッドや取引手数料のうち半分~3分の2がアフィリエイターの収入になってしまいます。

これを回避するために、このアフィリエイターに支払われる分のスプレッドがキャッシュバックされるサイトがあるので、ここを経由した方がお得です。仕組みを詳しく知りたい方は、上の記事とか、「IB報酬」でぐぐってみてください。

海外FXキャッシュバック口座開設ならTariTali(タリタリ) 

 

話は戻りますが、結論としては、欧州向け法人はイギリスなどでも活動できるライセンスを持っているが、日本向け法人は無ライセンス

ということです。

資産についての保証もありません。

 

正直なところ、ライセンスも保有していて、1顧客最大35,000ドルの資金補償があるTradeviewの方がおすすめ度は高いのですが、Tradeviewの最大レバレッジ200%が不便に感じる人もいると思いますので、そこは妥協するかどうかという話だと思います。

 

個人の判断ですが、欧州向け法人がライセンスを保有しているという点で、そこそこまともな企業かなと思いますので私は令和ボーナスをやります(笑)

ちなみに、海外企業はボーナスありでスプレッドが広い企業(XMなど)と、ボーナスなしでスプレッドが低い企業(Tradeview、Titan、TTCMなど)があり、TTCMは基本的にはボーナスなしでスプレッドが低い企業なので、この令和ボーナスにもかなり縛りがあります。後で書きますので注意してください。

 

また、「FXSuitってIronFXじゃないのぉ?」で書いた通り、ブローカーの情報を調べる際に経営者情報を確認する方法もあります。

なんかストーカーみたいで調べるのに疲れましたが、経営者情報は

キプロスの金融ライセンスからキプロスの法人の法人登記番号を調べる

②法人登記番号から取締役の情報を調べる

③取締役の経歴をLinkedInなどで探す

という方法を取れば分かります。

 

1人を除く全員キプロス人の名前で、アルファベットではないので読めなかったのですが、1人だけアルファベットの取締役について調べたところ、

前職はサクソバンクのスイス支社のCFOだそうです。

まぁまぁですね(←ナゾの上から目線)

よく分からない、怪しめの経営者がやっているということはなさそうです。

 

規約ってどうなってるのぉ?

私が海外ブローカーを調べるときは、

☆運営企業がまともそうか

☆規約に不審な点がないか

 

の2点をまず調べます。

この2点を調べると結構ボロボロ不審なところが見つかるので、よかったら下の記事も参考にしてみてください。

XMはSTPじゃなくて呑み業者だよ闇ぃ」、「FXSuitってIronFXじゃないのぉ?」、「TitanはECNって嘘?という疑惑

 

海外業者は大体英語の規約で、機械翻訳のためにコピペすらことすらできないようにしているところもあるので、不都合な事実を日本人に知られないようにしているのかと勘ぐってしまいますが、

めんどうですが一度機械翻訳にかけてみることをおすすめします。最近は機械翻訳が発達しているので、大体分かります。コピペできない業者も、PDFファイルをダウンロードしてGoogle翻訳のドキュメント(ファイルごと機械翻訳する機能)を使えば機械翻訳できます。

 

TTCMの場合、規約は「法的文書一覧」というところで見られて、

参考までに機械翻訳にかけると、ここまで正確に出力されます。

禁止事項についての項目です。完全にGoogle翻訳です。

不正な取引戦略:インターネット、接続の遅延、エラーにより、価格がオンライン取引施設に表示されるものは、市場レートを正確に反映していません。私たちは許可しませんオンライントレーディングファシリティでのゲームの故意の練習および/または不正なトレーディングの使用。取引価格遅延の機会に依存しているものは、予告なしに取り消される場合があります。私たちは事前の通知なしに、関連するアカウントで必要な修正または調整。依存するアカウントゲームおよび/または虐待的な戦略は、当社の単独の裁量で、当社による介入および当社の承認の対象となる場合があります任意の注文の。このような引用または実行エラーに起因する紛争は、当社の経営陣により解決されます。その唯一かつ絶対的な裁量。

接続の遅延などを利用して儲けるのはダメという、よくある規定ですね。

 

150ページ以上あるので私も全部は読み込んでないのですが、著作権とかについての項目は基本的に飛ばしても大丈夫で、

「注文執行方式」「禁止事項」「利益の取消」について書かれている部分を読んでおくといいと思います。

 

☆注文執行方式

別の記事で書いた通り、規約を読むと、

XM → STPではなく、呑み行為ができる方式だと判明

Titan → 規約に書かれている注文執行方式はECNではなくSTPだと判明

という状況なのでTTCMについても何かあるかもwと思っていたのですが、

その心配はありませんでした。

安心してください、STP(またはECN)ですよw ←とにかく明るいティーティーシー村

 

P62に書いてあるので、翻訳しておきますね。

「当社は、注文を執行のために直接、STPベースで、またはECN経由でリクイデティプロバイダに送ります(we will transmit your Orders for execution directly to our liquidity providers on a Straight Through processing (STP) basis or via our Electronic Communication Network (ECN))

 

クラシック口座はSTP、2万円入金から使用できるプロ口座はECNの方になると書いてあります。リクイデティプロバイダというのは、「インターバンクに送る」と言ったりしますが、STPやECNで注文が送られる先の銀行などのことです。

 

ここから少しマニア向けの情報になりますが、 

STP、ECNと明記されていても、裏でこっそり呑まれているのではないかと心配なジャパニーズもいると思いますが…少なくとも規約の文面は、私がこれまで規約を読んだXM、Titan、Tradeview、TTCMの中で最も明確に利益相反を否定しています。

P100のこの部分です。

「(ECNの)全ての注文は相手方の間でリアルタイムでマッチングされます。(中略)少額の取引手数料のみがECNブローカーとして当社が受け取る利益です」

 

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ジャパニーズのみんな、安心できたカニ? (⌒ - ⌒)

 

とはいえ、「利益相反がない=滑らない」ではないので、TTCMが利益を得るために故意に滑らせてなくても、別の原因で滑りまくることは考えられます。また、複雑すぎてまだ詳しく調べられていないのですが、ECNでも抜け道的に顧客の損失分から利益を得る方法はあるそうです(詳しくはまた別の記事で!)。

 

私が以前からおすすめしているTradeviewにも言えることですが、自分の口座が滑りすぎていないか、おかしな動きをしていないかチェックすることが大事だと思います。

~~~~~マニア向け情報終わり~~~~~ 

 

☆禁止事項

禁止事項は基本的にP81の「悪用的な取引戦略および禁止された取引技術(Abusive Trading Strategies & Prohibited Trading Techniques)」というところに書いています。

 

一般人に関係があるのは、接続の遅延やエラーを利用した取引は取消対象というところです。

後は、取引プラットフォーム自体に介入するようなリバースエンジニアリングがダメということも書いてありますが、リバースエンジニアリングって何?って思ったような文系ジャパニーズには全く無関係な話なので気になる人だけググってみてください(⌒ - ⌒)

見落としているかもしれないので、禁止事項がP81ページに書かれていること以外にあるのかはTTCMにお問い合わせ中で、返事が来たら更新します。

 

☆利益の取消

海外業者というと、利益の取消が心配という方も結構いると思うのですが、

最初から詐欺目的で設立された企業の場合を除いて、どこも(ちょっと規制が緩いけど)普通の国の法人ですから、海外業者だからといって根拠もなくバンバン利益を取り消せるわけではないです。

 

ただ、利益の取消をしてくる業者は実際あると思います。

XMとかはそうですが(「XMはSTPじゃなくて呑み業者だよ闇ぃ」)、利益の取消がすごくやりやすい規約になっています。

でもそれは規約の問題なので、

「海外に拠点があって訴えられないからやりたい放題で利益を取り消してくる」という認識ではなくて、「利益を取り消しやすい規約を作っている業者は利益を取り消してくる」という認識にした方が正しいと思います。

 

そういう観点でTTCMの規約を見てみると…。

TTCMの場合、利益の出た取引を取り消す際に使われる用語は「revoke」というものなので、それをPDFで検索してみると

取引が取消される場合は

・誤った価格が表示されていた場合

・接続の遅延やエラーを利用した場合

のようです。

利益が取り消される場合についても、TTCMに確認のメールを送ったので、返事が来たら更新しますす。

 

欧州向け法人と日本向け法人の違い

上に書いた通り、日本向け法人は金融ライセンスを持っておらず、バミューダの法人登記をライセンスであるかのように見せているので、その点は今話題のFXSuitと同じです(笑)。

それが心配な方は別の業者にした方がいいと思います。

 

ただ、例えばXMは欧州向け法人の規約に書いていたゼロカットの規定を日本向け法人の規約では削除する(「XMはSTPじゃなくて呑み業者だよ闇ぃ」)という鬼畜なことをしていますが(ゼロカットでの運用はされていますが、規約にしっかり書かれていない状態です)、

TTCMの規約は、きちんとライセンスを取っている欧州向け法人とほぼ同じです。

ほぼ同じというのは、変更点が表示されるPDF比較ツールを使って目次のみですが比較して判断しました。

ゼロカットの規定についても一文字も変更なく書かれています。

 

私が個人的にXMを嫌いすぎてTTCMがよく見えすぎているのでは…?と少し思いましたが、根拠付きで検証しているのでみなさまも各自判断してみてください。

 

不安な点ってあるの…?

まぁ、欠点はズバリ無ライセンスなことです。

資産の保証もありません。

それと、「グローバルな業者の判別方法だよぉ」という記事で検証したのですが、あまり大手の業者ではないと思いますので、母体が小さければ倒産リスクも大きくなるというの点不安ではあります。

 

上に書いた3点は、Tradeviewと比べると劣ります。はっきり言ってレバ以外Tradeviewに勝てるところはないと思っていますが(違うよって思ったTTCMユーザーはぜひ情報ください!)、どうしてもレバを上げたいという方にはいいと思います。

無ライセンスということに関しては、欧州法人の方はライセンスを持っていて、規約もほとんど変わらないという状況を考慮すると条件はTitanとほぼ変わりないですし、利益相反についてクリアにしようという姿勢はTitanに圧勝しているので、今Titanを使っている方は、TTCMも使ってみて比較してみてはいかがでしょうか。

 

令和ボーナスは結構厳しいから注意だぞぉ

海外業者には、ボーナスがもらえる代わりにスプレッドが広い業者と、ボーナスがもらえない代わりにスプレッドが狭い業者があり、TTCMはスプレッドが狭いので基本的にボーナスがない業者なのですが、8月末まで限定で「令和ボーナス」というのをやっています。

本来非ボーナス業者なので、XMみたいな大盤振る舞いではなくて条件はかなり厳しいのでご注意ください。

具体的に言うと、ボーナスをもらってから一定期間内に規定の取引量を取引しないとボーナスは消えます。「入金額÷300円=取引ロット」の計算で出した取引ロットです。

それと、原資が全額溶けても消えます

✰ クレジットボーナスは、1ロット(往復取引)を300円として換算する事が出来ます。
 ✰ 付与されたクレジットボーナス金額をご出金可能な残高に付け替える為には、クレジットボーナス付与から90日以内に、
付与されたクレジットボーナス金額出金可能取引量を完了する必要があります。

 

なので、取引量をクリアできるよう、あまり入金額を多くせず、さらに原資が溶けないように気を付けるということですね。10万円の入金で333ロットってきつくないですか…。

 

ボーナスといっても、XMとかのボーナスと違って、

・取引手数料が実質下がる

・強制ロスカットまでの猶予が長くなる

という効果があるだけなのですが、取引手数料が安くなるのはかなり魅力だと思います。

 

口座を開設する場合、上にも書いたとおり取引手数料の一部(本来アフィリエイターに払われるはずだった分)をキャッシュバックしてくれるサイトがあるので、そこを経由するのが一番おすすめです。

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銀行口座をキャッシュバックサイトに教えたくないとか、何かの理由でキャッシュバックサイトを使う予定がない方は

 ↓ のアフィリエイトリンクから口座を作ってくれるとちょっといいことがあります。

 

 

 ちょっといいこと→TTCMを使っていて英語が読めなくて困ったことがあったら、規約の翻訳とか問い合わせの代筆とかでなるべくサポートします。sakuratan.lovely@gmail.comまで連絡してください。

日本語サポートがちゃんとありますので、大体のトラブルは日本語で解決できると思いますが、解決できないことがあったらご相談ください。直近3か月で50ロットくらい使ってくれる人には、Vultrとか他のことで困った場合もなるべく協力します。